ストレイン店主のブログ

大阪箕面でハーレー リビルトスターター、車の電装品リビルトパーツを販売しているショップの雑記です。

スターターとバッテリーの話

今日は、スターター(セルモーター)とバッテリーの話をちょっと。
冬場乗っていなかった方もそろそろ乗り始める頃かと思います。
この時期気を付けないといけないのがバッテリーです。

SPORTSTER は’81から、BIG TWIN は’89から日本が世界に誇る "日本電装" 製が付いてます。
スターターが単体で壊れることは少なく、周辺機器の状態やトラブルによることが多いです。

特にハーレーの場合はバッテリーの状態が大きく影響します。
エンジンをかける際、セルボタンを押すとモーターを回すために電気が流れるわけですが、この時必ず電圧ドロップ(電圧降下)します。

バッテリーの充電状態が良くなく電圧ドロップの幅が大きいとスターター自体が弱弱しく回ったり、コイルへの供給電流が弱くなり火が飛びにくいなど、エンジンが掛りにくくなります。

この状態でスターターを回すと、ワンウェイクラッチ(オーバーランニングクラッチともいう)に負担が掛ります。

何とかエンジンが掛ってもこの状態を続けてるとワンウェイクラッチがワンウェイでなくなり、良く言う滑ってる状態になりエンジン始動が出来なくなります。
エンジンチューンをされていたり、エンジンが掛りにくいからと "ハイトルクスターター" を付けている方は特にバッテリーの状態を気にしてください。

ハイトルクになってる分電圧ドロップは大きくなります。ロートルクになってるかも?!